■他にも“類似店” 大分で追跡取材~ロゴが「似ているというか同じ」
中にはこんな悪質なケースもあります。今年5月にオープンすると宣伝していた大分県の店のインスタグラム。東京の「挽肉と米」と文字の部分までよく似たロゴなどが掲載されていました。
「挽肉と米」共同経営者 山本昇平さん
「似ているというか、こっちに関しては同じですね。下の英文字が違うのかなと」
さらに、よく見ると福岡の店ともよく似た「米」の文字の右下がご飯とハンバーグになっているイラストも載っています。SNSで「挽肉と米」とロゴなどが似ていることを指摘されると、投稿はまもなく削除されました。
この店はいまどうなっているのか、Nスタが取材してみると、看板などは出ていないようで、中からは工事をしている音が聞こえました。

Nスタはその後、店の関係者と接触。話を聞くと「東京の『挽肉と米』に行ったこともないし、参考にしたこともない。ロゴも少し変えている。ハンバーグの店を開くかどうかは未定。夜に別の居酒屋を開くために工事をしている」と回答。インスタグラムに投稿していたロゴなどを削除した理由については客の混乱を招くからだとし、今後は使用しないということです。
安易な模倣はブランドを作り上げた人たちの努力や思いを踏みにじる行為。「挽肉と米」は、極めて悪質な模倣があれば「何らかの措置をとることを検討する」としています。