大阪市長選挙
そして、知事選と同じ日に投開票となるのが大阪市長選挙。5人全員が新人という争いとなっています。
政界を引退する松井一郎前市長の後継候補として大阪維新の会から立候補したのが、元大阪府議の横山英幸さん(41)。これまで3度、選挙の経験がある横山さんですが…。
(維新・新 横山英幸候補)
「ビックリするくらい声が出なくて大変申し訳ないです、すみません」
今回は気合いが入りすぎたのか、序盤から声を枯らしてしまいました。
(維新・新 横山英幸候補)
「街頭に出て聞いてくれている方の人数が違うので。そのみなさんの来ていただいた一番後ろの人のことを意識して声を飛ばそうと思った時に、コントロールの加減がまだわからないので」
保育料や教育費無償化の所得制限撤廃などを訴えます。
(維新・新 横山英幸候補)
「家庭の経済状況によらず子どもたちが等しく教育のチャンスを得ることができる。この環境をみなさまとともに作らせていただきたい」
知名度不足を補うため、告示以降、松井さんも15回以上にわたって横山さんの応援に入りサポートします。
(維新 松井一郎顧問)
「(横山候補は)大阪維新の会の幹事長として、大阪府議会議員として、下支えの仕事をずっとしてきました。横山という名前をぜひ大阪市内の隅々までみなさんの力で広げてください」
その横山候補に対峙するのは、「アップデートおおさか」が擁立した無所属で元大阪市議の北野妙子さん(63)。市内に構えた事務所はガラス張りで、外から丸見えのつくりになっています。
(無・新 北野妙子候補)
「オープンに、みなさんにきちんと情報を公開するという意味でも、何を見られても恥ずかしくないと。着替えるところ以外はね」
北野さんはIR誘致についても、情報をオープンにしたうえで、住民投票によって決するべきだと訴えます。
(無・新 北野妙子候補)
「(IR誘致が)今どういう状態になっているかということをみなさんにアンケートをしますと、ほとんどの人がわからない、知らないということがあって。今回の戦いを通して、ストップすることができるということをしっかり訴えていきたいと思う」
今年2月、「市長は政党と一定の距離を保つべきだ」として長年所属した自民党を離党しました。それでも次々と自民議員、さらには岸田文雄総理も大阪入りして気勢をあげました。
(無・新 北野妙子候補)
「お一人お一人の暮らしに寄り添って、命を最優先に考えて、そして私は大阪市のお母さんになりたいんです」
市長選にはこのほか、無所属で飲食店経営の荒巻靖彦さん(58)、
無所属で理学療法士の山崎敏彦さん(44)の3人も立候補しています。
大阪府知事選・大阪市長選は4月9日投開票です。