◆選挙は、勧誘に必要な名簿獲得の機会?

これは2021年11月、久留米家庭教会で撮影された動画です。

信者の女性「選挙戦、ご苦労様でした。本当に日本全体がこの新日本統一・新統一韓国につながっていくんだなっていうことを感じながら、本当に希望を持ってまた一つになって、電話かけをさせていただきました」

前回の衆議院選挙で、信者らが自民党の候補者を支援して電話をかけるなどの選挙協力を行ったことが報告されています。

久留米家庭教会 渉外部長「トータルで教区としましては、6007という名簿を獲得することができました。天寳の勝利に向けて、伝道勝利に向けてつながっていく名簿になると思います」

選挙は教団にとって、信者勧誘に必要な名簿を獲得する絶好の機会ということなのでしょうか。

◆統一地方選を前にした動き

4月の統一地方選挙を前に、こんな動きも出ています。久留米家庭教会の信徒有志は3月14日、八女市議会に抗議文を提出しました。旧統一教会による被害防止・救済などを求める意見書を八女市議会が国に提出したことに対し、「信徒への差別を助長している」と主張しています。また、旧統一教会との関係を断絶する決議を行った北九州市や富山市、大阪市などが提訴された事例を挙げ、こう記載しています。
「訴訟を起こされると議長はマスコミの取材に追われ、また裁判の対応が数年に及びます」

同様の抗議文は久留米市議会にも提出されています。

鈴木エイト氏「統一地方選に向けて、これまでも関係を持ってきた地方議員に対するけん制というのもあると思います。実際、地方議員が旧統一教会と完全に関係を断つというのはかなり難しいと思うんです」