4月の統一地方選挙を前に、世界平和統一家庭連合=旧統一教会と地方議員の関係についてお伝えします。関係を断ち切ろうとする議員に対し、教団からは、牽制する動きも出ています。
◆関係を問われた県議選の立候補者は

3月19日に太宰府市で行われた、福岡県議選の立候補予定者による合同演説会。定数2に対し3人が立候補を予定、演説会では旧統一教会との関わりについても質問が出ました。
渡辺美穂氏(無・現)「県議会としては、反社会的な活動している団体とは結びついてはならない、というところでは全員が共通した意識を持っております」
宮原伸一氏(自・新)「統一教会の方々と共にしたこともないし、ご近所におられるという噂も聞いたことないし、もちろんお話ししたこともありません」
平川裕紀子氏(無・新)「雑誌もテレビもそうですけど、そういったところで取り上げられることをうのみにするんじゃなくて、きちんと知る機会がないことが一番問題じゃないのかなと」
住みよい太宰府をつくろう会 観世広相談役「3人とも中途半端な発言だと思いました。かなりの財産をなくした人が太宰府市内にもいると聞いています」
◆市議会も調査には……
県議選で3人が争う舞台となる太宰府市。市議会に対しても、旧統一教会と議員の関係を調査し結果を公開するよう求める要望書が市民から提出されましたが、議会は対応を見送っています。
Q.旧統一教会もしくは関連団体と関係を持った議員はいないということでいいんでしょうか?
門田直樹・太宰府市議会議長「我々が確認した中ではいません。ただ、それが本当かどうかに関してまでは、議会はそこまでは踏み込めない」
Q.踏み込めないんですか?
門田直樹・太宰府市議会議長「う~ん、じゃどういう風にやるかっていうことですよね」
この対応に疑問を呈する議員もいます。

タコスキッド太宰府市議「きちんとはっきりさせるべきかなとは思います。これだけ世間的に重大な関心事ですし、調査しないということは、もはや『怪しい』『真っ黒なんじゃないかな』と思われてもいたし方ないと思うんですよね」
RKBが行った旧統一教会との関係を調査するアンケートでは、太宰府市議17人のうち2人が回答を拒否、「関係がある」とした市議は1人もいませんでした。














