◆関連団体の資料に名前があった議員は

これは、RKBが入手した教団の関連団体「福岡県平和大使協議会」の活動報告書です。協議会の顧問は、原田義昭元環境大臣。そして、理事には3人の福岡県議の名前と、太宰府市議の名前が記されています。
Q.RKBのアンケートでは「関係がない」とされていましたが、平和大使協議会の名簿の中に理事で名前があるんですけど、どういうことなんでしょうか?
陶山良尚・太宰府市議「それは知らないですね」
Q.ご自身はこれまでに旧統一教会の関連団体から支援を受けたことは一切ない?
陶山良尚・太宰府市議「ないですね、記憶にないですね」
陶山市議は「勝手に名前を使われた」と主張。平和大使協議会に問い合せると、「個人に関することについては回答していない」というコメントが返ってきました。
◆「関係断ち切る」誓約書

2022年2月に韓国で行われた、教団の関連団体が主催したワールドサミット。旧統一教会の韓鶴子総裁が出席し、安倍元総理のメッセージも代読されています。活動報告書によりますと、このイベントには福岡県議や市議らがオンラインで参加した、とされています。旧統一教会と地方議員との関係が次々と明るみに出るなか、県議会の主要3会派(自民・民主・緑友会)は3月20日、旧統一教会や関連団体のイベントに参加するなど関係を持たないことを定めた誓約書を議長に提出しました。
桐明和久・福岡県議会議長「もう一切関係をしないという誓約書で統一地方選挙に臨むという趣旨です」
地方議員と旧統一教会との関係について、ジャーナリストの鈴木エイト氏はこう指摘します。
ジャーナリスト 鈴木エイト氏「地方議会の選挙は数百票の差でキャスティングボードが変わってしまうような、当落が左右されるようなこともあるので、教団と政治家の関係性かかなり密接な部分があるんです。統一地方選で実際にどのような動きがあるか、かなり注意して見ていかないと実際、関係性を公表しないままつき合いを続けている議員も大勢いる」














