小学生バスケットボール大分県大会で優勝し、初の全国大会に挑む日田市の「日隈バスケットボールクラブ」。結成21年目、悲願の頂点をめざすチームを取材しました。
男子33人、女子20人が所属する日田市の「日隈バスケットボールクラブ」。結成21年目となる今年度、男女ともに大分県内で輝かしい成績を残しました。
(野村日奈子キャプテン)「皆でパスを繋いだ時や逆転した時に皆と喜べるところが魅力です。女子は最後まで諦めず粘り強いディフェンスができるチームです」

女子はキャプテンの野村選手を中心としたディフェンス主体のチーム。去年、夏と秋に行われた県大会をともに準優勝しました。
(野村日奈子キャプテン)「うれしかったんですけど最後まで諦めずにできなかったので少し悔しいです。次の世代は、私たちよりも強くなって全国まで行ってほしいです」
男子も強いディフェンスからの素早い攻撃を武器に今年度の県大会を2連覇。初めて全国へのキップを手にしました。

(坂本恵音キャプテン)「夢がかなって6年間がんばってきたので本当に良かったです。チームワークの良さが優勝に繋がったかなと思います」

連携が取れた男子チームをけん引するのは2人の6年生です。チームの司令塔はガードの倉嶋新大選手。視野の広いパスさばきでチームをコントロール。得意とする外からのシュートも高い決定力を誇ります。
(倉嶋選手)「(全国大会では)いいパスをさばき、外からのシュートで得点を取りたいです。1試合で10点以上とりたい」

12歳以下の県代表にも選ばれているフォワード、日野琥珀選手は攻守の要となるチームのエース。スピードと切れ味鋭いドリブル突破を武器にシュートを次々に決めます。
(日野選手)「負けそうなときに自分が強気で行って得点を取れたらとても気持ちがいいのでチームが苦しいときに自分が攻めて得点が決められるようにしたいです」

粘り強いディフェンスでボールを奪い得点を積み重ねていく「日隈バスケクラブ」。県代表として30日から行われる全国大会に挑みます。