健康寿命と平均寿命の差は?
ーーよく寿命というと、平均寿命のことを思い出す方が多いと思いますけれども、実は自分のことは自分でできるっていう「健康寿命」が大切なんですよね。現状はどのような状況なのでしょうか?令和元年の直近のデータによりますと、新潟県の健康寿命は男性が72.61年。女性が75.68年となっています。また平均寿命が男性81.41年、女性87.45年ですから、平均寿命と健康寿命の差は男性が約9年、女性が約12年あるということです。健康寿命は年々伸びてきているものの、まだまだ平均寿命との差があります。
また、新潟県の全国順位、男性が28位、女性が22位と中位にとどまっています。平成28年は上位だったで、少し残念な結果とも言えます。(厚生労働省の資料による)
ーーそうなんですね。約10年は介護などが必要になってくるということですよね。やはり、健康寿命を延ばしていくことが大事だとあらためて思いました。上位グループになるように、取り組みをさらに充実させていくことが大切になってくると思いますが、次に健康寿命が公表されるのはいつごろになるんですか。
【富山順子課長】令和4年の国民生活基礎調査結果をもとに計算したものが、来年、令和5年に公表される予定です。
ーーそれでは、今年度の取り組みも非常に重要となりますね。これまでの取り組みを少し振り返っていきたいと思います。令和元年度から県広域圏プロモーション事業が始まりましたね。
【富山順子課長】「健康立県」の県民運動をオール新潟で盛り上げ、健康立県プロモーション事業を進めていくために、医療・教育・産業・マスコミなど様々な分野の方にご参集いただきまして、推進会議を立ち上げました。そこで、新潟県の健康に関する課題を共有し、県民運動を広げるためのアイディアやご意見をいただいています。