WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンが日米決戦を制し悲願の世界一奪還を成し遂げた。

試合後、現地ホテルでの会見に臨んだ侍ジャパン。栗山英樹監督(61)は「試合の時は監督が一番、何にもしない立場なので本当にコーチの皆さんや、スタッフ、そして選手がね、命がけで野球をやってくれてこういう結果になったのでただただ、嬉しく思ってます」と大会を振り返った。

「みんなが本当に長い間子供のころから野球を追い求めてきた。その長い時間の末にね、こういう優勝があると思っている。本当に感謝しています」と選手たちに労いの言葉をかけた。

大会MVPを獲得した大谷翔平(28)は「最高のチームで優勝できて幸せですし、全員でつかんだ優勝で最高の大会でした」と喜びをかみしめた。「小さいころから夢見てきましたし、この大会で優勝することを目標のひとつにしてきたので、僕は宮崎から行ってないので、大会、本当に短かったな、いま思うと。短かったなと凄く思うんですけど、素晴らしい先輩と素晴らしい後輩と本当にいいチームメイトたちと野球ができたのは自分にとって素晴らしい経験になってますし、今後の野球人生においても、素晴らしい経験になったんじゃないかなと思います」と初参加のWBCを振り返った。

最年長としてチームを牽引、ダルビッシュ有(36)
「優勝がどうとかというよりかはみんなが明るく笑顔で野球をプレーしてほしいなと最年長としては思っていたので、皆が友達のようになれましたし実力としても素晴らしい選手たちばかりで自分も成長できましたし、同時に課題も見つかったので感謝しています」

ラーズ・ヌートバー(25)
「監督をはじめコーチ陣、素晴らしいチームメイトと一緒に出来て本当に良かったですし、誘ってくれた一平にも感謝してますし最高です。(日本語で)最高、ニッポン大好き」と締めくくった。

13打点で打点王、吉田正尚(29)
「感無量です。世界一をとることができましたので、チームが最高の結果で終えられたことがほっとしていますし嬉しい気持ちです。僕自身もたくさんの先輩方から勇気や感動をもらいましたので、どう皆さんに伝わったかわかりませんがそういう子供たちが増えてこういう舞台に立ってもらえたら嬉しいなと思います」