練習では“失敗”も 本番は…?
4月中旬、テント内の本番の舞台で練習です。
地上から13メートル。
幅2メートル60センチ、奥行き70センチのわずかなスペースに立ちます。

(ライラ・グレイルさん)
「あっ怖い。だめだ だめだ」
1回目、失敗です。

(ライラ・グレイルさん)
「むちゃくちゃ怖い」
2回目も失敗。なかなかうまくいきません。

そして迎えた本番当日の5月1日、手作りの衣装は、この日の朝に完成しました。
レインボーカラーには「どんな人も輝いてほしい」という思いが込められています。

(場内アナウンス)
「(空中ブランコに)挑戦するのは、ドラァグクイーンのライラさんです」

客席にはドラァグクイーン仲間や店のお客さん、友人たちの姿が。みんなが見守る中…


見事大成功です。
そしてお客さんに訴えたのは…
(ライラ・グレイル)
「性別も年齢も国籍も、性的指向も全く関係ないと思います。夢をかなえる…そういった姿をきょう見せられたかなと思います」

LGBTQを理解してもらうために。ライラさんの挑戦は続きます。