WBCで3大会ぶりの優勝を目指す侍ジャパンが14日、準々決勝(16日)に向けて東京ドームで練習を行った。ここからは負けたら終わりの勝負が続く。大事な一戦を2日後に控え、ダルビッシュ有(36)は「そこまでの過程さえしっかりやれば大丈夫」と意気込んだ。


会見に臨んだチーム最年長のダルビッシュは「自分も含めてですけどやっぱりその(試合)結果はコントロールできないのでコントロールできるのは過程での準備であったりとかっていうところなので、その部分に関しては個人個人が今までの経験で最適な部分というのを導き出すと思うので、そこの過程さえしっかりやれば結果がどうであれ大丈夫だと思います」と話した。対戦相手のイタリア代表に対しては「自分でも少しは見てますけれども、今日からまたミーティングがあると思うんで、そこからより深く見ていきたいと思ってます」と語った。

栗山英樹監督(61)は「ここからある意味全く違う戦いが、明後日からはトーナメントが始まる。もう全てのピッチャーを突っ込んでいく戦いになっていく」と並々ならぬ思い。大事な一戦に向け「勝つことが一番大切なことなんでね。それに向かってそれぞれの選手が思い、考え方、そして技術、いろいろあると思いますけどやってくれると思う」と全勝で1次ラウンド(東京プール)を突破した選手たちに信頼を寄せた。