■息子と2人で避難「私は何とかやっていくことができますが・・・」

福岡県で公演中のサーカス。ダンサーのイリナさん(30)は、3月末にウクライナから避難してきました。そして、ステージの裏には、もう一人、避難してきた人が・・・。

イリナさんと一緒に避難してきた息子の1歳4か月のマキシム君です。徴兵の可能性がある夫はウクライナに残り、母子2人で日本に避難してきました。

2人の住まいは、テント裏にあります。ズラリと並んだコンテナ。ここで団員やスタッフが暮らしています。
9カ国25人が在籍するサーカス団。実はイリナさん、以前このサーカスで1年間ダンサーとして働いていました。そのつながりから避難を受け入れてもらえたといいます。
サーカス団からは食事や住む場所が提供され、4月末には就労ビザが取得できたため
お給料ももらえます。

イリナさん:
私は給料がもらえて、なんとかやっていくことができます。でも、避難してきた人は
生活費や仕事の支援が必要です。
サーカス団の子どもたちは、マキシム君のお兄ちゃんがわり。徐々にここでの生活にも
慣れてきたといいます。