■カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 台湾プール パナマ代表-キューバ代表(10日・台中インターコンチネンタル)
WBC1次ラウンドのプールAは第1回大会準優勝の強豪・キューバがパナマに13ー4で大勝。今大会初白星を挙げた。2-4と2点ビハインドから後半大量11得点と逆転し圧勝した。
ここまで初戦のオランダに2-4、第2戦のイタリアに3-6と2連敗で、負ければ1次ラウンド敗退という背水の陣で挑んだキューバだったが、これで1勝2敗と踏みとどまり次戦は12日に台湾と戦う。
打線は1回に元ソフトバンクのA.デスパイネ(36)がタイムリーを放ち先制点を挙げると、2回には2試合連続安打中のY.ムヒカ(38)のタイムリーで2-0とリード。だが直後の2回裏に味方のエラーで先頭打者が出塁すると同点2ランを打たれ、さらに連続四球などで1死満塁からタイムリーを浴び2-4と勝ち越しを許した。
2点を追う展開となったキューバだが、6回に先頭打者がヒットで出塁すると、日本ハムのA.マルティネス(26)が死球を受けるなどで無死満塁のチャンスに。ここで元日本ハムのY.ドレイク(32)のタイムリー、ムヒカの犠飛で同点に追いつくと、2死一・三塁でホワイトソックスのY.モンカダ(27)から2者連続タイムリーが飛び出し、6-4と試合をひっくり返した。さらに7回に打者一巡の猛攻で5点、8回にも2点加え、この試合21安打13得点で快勝した。
キューバは第1回大会(06年)では準優勝だったが、第2回以降は2次ラウンドで敗退し決勝ラウンドに進めず。第4回は2次ラウンドで全敗(0勝3敗)で、前日の敗戦時点ではWBC5連敗中だった。