去年の九州新人大会で県勢として初優勝を果たした大分南高校弓道部。県内屈指の強豪校の実力に迫ります。

男女24人が所属している大分南高校弓道部。県内屈指の実績を誇る部活動で男子は去年まで県高校総体を3連覇。2020年には全国選抜大会で3位に輝いています。女子は、去年10月の九州新人大会で各県3位までの代表26校が出場する中、県勢初の優勝という快挙を成し遂げました。

(藤原夢乃キャプテン)「緊張はしていたんですけど、直前まで明るさが絶えなくて、リラックスした状態で弓を引けていたのでそこが勝因だったと思います」

弓道はおよそ2メートルの弓を引いて矢を放ち、28メートル離れた直径36センチの的を狙います。的に当たるか否か、シンプルな競技だからこそ精神力がカギを握るといいます。

去年夏の県総体個人戦で優勝した2年生の武野真子さん。「射形」と言われる弓を引く一連の動きや姿勢の美しさが特徴。安定した矢の軌道で的を射ます。

(武野真子さんインタ)「弓道では精神力が重要となってくるので先生方や友達にメンタルを鍛えてもらいながら練習することが大切。自分がチームを引っ張りキャプテンの後をついていき助けられるような存在になりたいです」

常に集中して矢を放つことが求められる「弓道」。最後に、普段の4分の1となる直径9センチの金の的にチャレンジしてもらいました。1人1射、緊張感の中、7人目となる九州新人大会優勝メンバーの園尾花蓮さんが見事に的を射ました。

プレッシャーに打ち勝ち結束力を固めるメンバー。この勢いで夏のインターハイ出場を目指します。