「移住したい都道府県ランキング」で17年連続で全国1位になった長野県。

さらに、人口5万人以上10万人未満の市町村では、長野県飯田市が初めて1位を獲得しました。
なぜ飯田が選ばれるのか、人気の理由を探りました。

2月16日、飯田市に山田光恵(やまだみつえ)さん親子が千葉県からやってきました。
もともと、農業や自然に興味があった山田さん。

「どうしても畑がやりたかった。できれば井戸水や湧き水が近くにあって、おいしい水を毎日飲める環境がすごく理想だった」
2年ほど前に自給自足をしている知り合いを訪ね、長野県への移住を決めたといいます。
飯田市では4年前に移住や定住の専門部署をつくり、専任職員4人で受け入れを進めてきました。

(飯田市結いターン移住定住推進課・湯澤英俊さん)「派手さはないが、人と人をつないでいくスタンスに則った移住・定住の推進。もっというと移住前の相談体制を非常に丁寧にやってきた結果かなと受け止めています」
コロナ禍もありここ数年は、相談や移住者が増加傾向にあるといいます。

2009年度は47人だった移住者数は2019年度には114人と倍以上に。
その後も100人前後で推移しています。
また、相談件数も昨年度は264件と大幅に増えています。