住宅ローン 固定金利と変動金利に差が?2030年に注目

―――塩澤さんによると「固定金利」は、長期金利を低く抑える政策(YCC)が解除されれば、連動して固定金利も上昇するだろう。現在1.8%ぐらいですが、最大2.5%程度に上がる可能性があるとのこと。いっぽう「変動金利」は、当面低いままで推移し、上昇は人手不足で賃金が上がる2030年以降か、とこのこと。2030年に状況がいろいろ変わってきそうということですか。
塩澤崇さん: そうですね。変動金利を上げるということは日銀が、マイナス金利政策という低金利政策の根本を大きく変えるときなんです。これをどのタイミングで行うかでいうと、賃金がしっかり上がる、経済のサイクルが回っている、これが確認できた後なんですよ。
では日本において賃金がしっかり上がるタイミングがいつかとなるとですね、やはり【バブル世代の退職、これによって全産業に人手不足が起き、賃金がワーッと上がるこのタイミングなんじゃないか】と思っております。
そういう意味で言いますと日銀が本格的に利上げをするというのはまだもうちょっと先になってしまうんじゃないかなというふうに考えられます。
―――新総裁の誕生で、私達の生活ちょっとでも良くなったらいいなというふうに感じます。現在の黒田総裁の任期は4月8日までです。(2月16日MBSテレビ放送『よんチャンTV 』より)