6年連続ゴールデングラブ“甲斐キャノン”の秘密に迫る

試合で使用する道具をお互いに体感。甲斐はキーパーグローブ、権田はキャッチャーミットをはめてみた。

権田選手:
(キャッチャーミットをはめて)すげー、キャッチャーミット・・・

甲斐捕手:
(キーパーグローブをはめて)これ凄い!えっ、やばっ。

権田選手:
何ていうんですか、厚みがあることを知らなくて、何ていうんですか、(ボールが)出ないようにというか、これでももうちょっと柔らかくなるんですかね?

甲斐捕手:
もう、ペラペラになります。それが。

権田選手:
あっ、ペラペラになるんですか?これであの160㎞くらいのボールをキャッチすると思うと凄く心もとないなと思いました(笑)

甲斐捕手:
僕のミットはですね、他の選手のミットよりも小さいです。ちっちゃいしどちらかというと(ボールを取るポケット部分が)浅いので。

権田選手:
それは何でですか?

甲斐捕手:
僕はミットにボールが来てポンと弾くのでボールを。

権田選手:
来たのを…弾く?

甲斐捕手:
簡単に言ったら(ボールを取る)ポケットが深くなっちゃうと(ボールを)取ったら取りに行かなくちゃいけないんですよ。右手で。

権田選手:
そこに手を入れて取らなきゃいけなくなっちゃうってことですね。

甲斐捕手:
取らなきゃいけないので、つかまないんですよ、僕。つかまずに、ボールの力を借りて(後ろに)持ってくる。そして送球を早くする。

権田選手:
でもそこ大事ですよね。コンマ数秒。本当に。本当にたぶんコンマで。キーパーも動きがそういうのが多いので、手首のちょっとした角度とか(を変えることで)、ボールをどこに弾くかを変えたりするので。

甲斐捕手:
やばっ!そんなんしてるんや、やっぱり、あの一瞬で。(権田のグローブに)これずっとはめとくの結構、キツイっすよ。これ。

権田選手:
夏は結構、熱いです。ちょっと違和感はあるかもしれないですね。僕もだって今、ちょっとこれずっと着けとくの大変だな、重いなって思いますもん。グローブが。

甲斐捕手:
(キーパーグローブを外す)ハア…これ試合に勝った後に外したらめっちゃ気持ちいいですよね?

権田選手:
はははは(笑)スーッとしますよ。本当に。

甲斐捕手:
ですよね。僕らも試合に勝ったあとにキャッチャー道具を外す時が一番幸せなんですよ。

権田選手:
ははははは(大笑い)わかる!