■採用から考える週休3日制
一体なぜ数々の企業が“週休3日制”を導入し始めたのでしょうか?2022年から一部の職種で週休3日制を導入し始めた都内の求人広告の代理店『オンタイムデリバリージャパン』に話を聞きました。オンタイムデリバリージャパン 代表取締役 関口治二郎さん
「人材確保のため。今までは週2日休みで5日勤務の方を対象にしてきたけど、家庭の事情などで週3日なら働ける方も多い。そういう方が全国にいらっしゃるのではないかと思い、人材確保の範囲を広げるために導入しました」

週休3日制の魅力はなんでしょうか?週休3日を条件に今年入社した2人に理由を聞きました。
■自己研鑽の時間に繋がるプラス1日の休日
Iさん(20代)「ものすごく満足しています!」
週休3日制に満足していると断言してくれたIさん(20代)は、前職がシフト制の仕事で勤務時間もバラバラ。どうしてもプライベートな時間が取れず、仕事とプライベートの両立をさせたいということで週休3日制の求人に応募したと言います。
Iさん
「土日は友人に会ったり、ゴルフの打ちっぱなしに行って練習をしたり。自己育成の時間もあって、自分自身の時間の使い方ができているかな、と思います」
休みが増える分、勤務の4日間に仕事のしわ寄せが来ることもないと言います。その分他の社員と報告・連絡・相談を徹底したり、少ない勤務日数のなかで計画的に進めたりしているので、疲労感も少ないと話します。
一方、学び直しという点を重視したのは4月に入社したばかりのHさん(20代)。やはり前職では残業が多く、資格取得のための勉強をしてもせっかくの休日が勉強だけで終わってしまうことも多く、ストレスが溜まっていったそうです。
Hさん
「プライベートの充実とスキルアップも目指したいなと思ったことがきっかけです。今は勉強の時間も確保できて充実した生活ができています」
