8か月ぶりの親子の再会も、娘は花火を怖がるように…それでも「私たちは生き続けなければならない」

8か月ぶりの親子の再会。アリサちゃんにとってそれは、“サプライズ”でした。

ビクトリアさん「おはよう」

アリサちゃん「ママ、すごく待ってたよ」

ビクトリアさん「ママに会いたかった?」

アリサちゃん「うん、願ってた」

小川キャスター
「この1年でアリサちゃんはどう変わりましたか?」

アリサちゃんの母親 ビクトリアさん
「私たちは製鉄所の地下で、ずっと攻撃を受けました。そこで起きたことが、彼女の心に影響を与えたと思います。(先月)お正月に花火がありましたが、彼女はそれをとても怖がっていました。アリサは、戦争が早く終わってほしいと願っています」

故郷・マリウポリをロシアに奪われたビクトリアさんとアリサちゃん。
戦争が終わらない限り、帰ることはできません。

アリサちゃんの母親 ビクトリアさん
「私たちは、アリサのためにあらゆることをしています。他の子どもたちと同じように幼稚園に通い、散歩したり本を読んだりして、日常生活を送っています。起きてしまったことは、どうしようもありません。現状を受け入れて、私たちはただ生き続けなければならないのです」

ユニセフによると、この戦争によって、推定150万人の子どもたちが、うつや不安、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などのリスクにさらされているといいます。アリサちゃんも、カウンセリングを受けながら日々を過ごしています。