野球少年だった徳之島の高校生が、野球ではない別の競技で日本一になりました。
来年の春に卒業を控えた現在も、練習に励む様子を取材しました。
徳之島北部の天城町にある樟南第二高校です。全校生徒214人が通う奄美群島唯一の私立の高校です。

(記者)「こちらの学校には、ある競技で、日本一に輝いた高校生が通っています」

商業科3年の辰濱海静(たつはま・かいせい)さんです。身長169センチ、体重75キロ。マーケティングの授業で同級生たちと笑顔で話し合っていますが、放課後はまた違った顔を見せます。

持ち上げているバーベルの重さは、自分の体重の2倍以上ある165キロです。辰濱さんが打ち込んでいるのはパワーリフティング競技。

横になった状態でバーベルを持ち上げる「ベンチプレス」。

バーベルを肩に乗せ屈伸する「スクワット」。

床に置いたバーベルを持ち上げる「デッドリフト」の3種目で持ち上げた重さの合計を競うスポーツです。
(辰濱海静さん)「(練習苦しいでしょう?)苦しいけれど、好きでやっているので楽しいです。毎日トレーニングして、マックスを更新したときが一番うれしい」














