そこで目を付けたのが…

丁寧にコーヒーを入れた後に残る「コーヒー豆のかす」でした。
豆かすが、どうやってマグカップになるのでしょうか?

まずは豆かすを機械で乾燥させます。

それを細かく砕き、大きさにばらつきがないか確認し…

陶磁器の表面を覆う「釉薬」に混ぜます。

素焼きした器をその釉薬に漬けて完成したのがこちら。
リサイクルとカフェをかけたその名も『リ・カフェ』です。

【SAN-AND 商品開発 高井祐輔 事業部長】「コーヒーらしい色をうまく引き出しながら形を作っていくというのが、大変な部分ですね」

構想から1年。何度も試作を繰り返しようやく形になりました。

【SAN-AND 商品開発 高井祐輔 事業部長】「豆かすの粒が荒かったりすると、つぶつぶな状態というかきれいな状態にならなかったり…」

今後は、もみ殻や魚の骨、貝殻などを使った皿の製作を目指すとしていて、こうした取り組みを応援してもらうために“クラウドファンディング”で資金集めに挑戦しています。期間は2月末までで、既に75%を達成しています。

【SAN-AND 北村大輝 営業企画部長】「新潟で育って、新潟に育てられた会社なので、地元の企業さんと新しい循環型ものづくりをできたらなと」

コーヒー豆のかすを使ったカップ『リ・カフェ』は、春ごろに一般販売を予定しているということです。