■同じ真庭市の温泉街では「キャラクター」で経済効果1000万円超

キャラクターによる町おこしは、真庭市の湯原温泉でも
「温泉むすめ、湯原砂和ちゃんです」


このようなアニメ・漫画による街おこしは、倉吉だけではありません。二川地区からおよそ15キロ・同じ真庭市の湯原温泉でも、キャラクターを活用した観光PRが行われています。

(プチホテルゆばらリゾート 古林 裕久さん)
「こちらが湯原温泉の温泉むすめのキャラクター”湯原砂和ちゃん”です。温泉のアルカリでシャンプーリンスとかでも中和できないというので、髪の毛の先が白いとか、温泉ドックがあるので鞄を持っていたりとか…」

「温泉巡り」ならぬ「温泉むすめ巡り」で、湯原への経済効果は1000万円超


温泉地の特徴を美少女キャラクターに落とし込んだ「温泉むすめ」。現在およそ120種類が存在し美作三湯では特別観光大使に就任しています。ファンが自分の好きなキャラクターを求めて全国の温泉地を巡るといいます。

(プチホテルゆばらリゾート 古林 裕久さん)
「人数的にいうと4000人ぐらいは来いてますね。1000万から1500万円ぐらいの経済効果があると思っています」

アニメやマンガを活用した全く新しい観光モデル。オタクカルチャーに精通する真庭市の地域おこし協力隊・石橋さんにとっても強みが活かせる分野です。

■2つの「聖地」に隣接する二川地区 さぁどうする?

倉吉・湯原温泉と、「二川地区のマンガ」とを結びたい
「キャラクター」で中山間地域に人を呼び込めるか


(真庭市地域おこし協力隊 石橋 整さん)
「温泉地は全国にいっぱいあれど、そのコンテンツがある温泉地は一か所だったりする。唯一無二のコンテンツを作ってキャッチしてもらって、その上で温泉地の魅力を出していく2段階が必要だったりするわけです。」
「同じようにこの二川でも、まずは”マンガ館”としてキャッチしてもらい、しっかりとこの二川の環境「小学校」を広く使わせてもらっているという…普通だったら難しい環境をしっかりアピールしていくのがいいのかなと思っている」

地域と自治体、企業が一体となった挑戦が始まる


二川地区の周りに点在するアニメ・漫画ファンたちの聖地。その一拠点として、「ふるいち二川マンガ館」がオンリーワンの魅力を生み出していけるか。地域と自治体、そして企業が一体となった新たな挑戦が始まろうとしています。