ロシアのニュース「ゼレンスキーは物乞いピエロ」

筑波大 中村逸郎名誉教授:昼間ですけれど、ニュースが入ってきました。ドイツは最新の戦車パンターっていう、最強の戦車とも言われて、ドイツは外国に出したことないような戦車っていうことで火の中でも突撃していくことができるという。このパンターという戦車をウクライナに供与する準備ができたというニュースが入ってきている。こういった動きを踏まえて、ロシアではゼレンスキーさんの動きをどう報じているかといいますと、日本時間の午前3時にロシアのニュースでも扱われてて、ゼレンスキー大統領は欧米ヨーロッパを回りながら、まるで物乞いをしているようだとピエロのような人だという、非常に冷たい反応してるわけなんですね。

―――G7広島サミット(5月)にゼレンスキー大統領が出席するのではないかという話もあるそうです。

ゼレンスキーさんとしてはできるだけG7広島サミットにオブザーバーという形でもいいから参加して、そして欧米にサポートされている、後ろ盾がしっかりしてるっていうところを見てもらいたいと、そのための調整もあったんじゃないかということは考えられるんですね。

―――プーチン大統領が焦っている理由は、民間軍事会社のワグネルの創設者、プリゴジン氏がゼレンスキー大統領を挑発する動画を撮影し公開した。プリゴジン氏が戦闘機の中から空中戦を挑むような発言があったというイギリスのザ・テレグラフが伝えています。最近プリゴジン氏は発言力を強めている。ゼレンスキー大統領とやり合うのはプーチン氏ではなくて自分だと言わんばかりじゃないかということですね。
 
 私はもう6月にはこの戦争終わるんじゃないかっていう予想を立てたんですね。それほどロシア軍は本当に崩壊状態になってきたところに実はプリゴジンさんが囚人たちをかき集めてなんとか巻き返していったんです。このプリゴジンさん。囚人をもうリクルートしない。招集しないっていうニュースが出てきたようなんですが、途端に何が出てきたかっていうとロシア国防省が今度は囚人を集めるんですって。