■プロ野球 西武春季キャンプ(11日・宮崎)
宮崎県南郷で行われている西武キャンプの第2クール初日。“平成の怪物”松坂大輔氏(42)が臨時コーチとして古巣の西武を訪れた。
この日から4日間にわたって指導にあたる松坂は、ウォーミングアップ前、集まる選手たちの前に登場し「何か気付けたことがあったら伝えたいと思います。バッティングが得意なので、バッティングのことはなんでも聞いてください。嘘です(笑)」と冗談も交えながらあいさつした。
午前中はブルペンへ足を運んだ松坂。若手投手のピッチングをマウンド後ろからじっくりと見つめ、プロ3年目・大曲錬(24)とプロ2年目・佐藤隼輔(23)にアドバイスする場面も見られた。
午後からはメイン球場に移動し、場内アナウンスで「松坂大輔臨時コーチです!」とコールが入ると、駆けつけたファンから大きな拍手が送られた。その後はBPを務める投手陣をキャッチャー後ろからチェック。さらに侍ジャパンの源田壮亮(29)、山川穂高(31)の2人とも久しぶりの再会を果たし、何を話したのかと聞かれると「朝の挨拶でバッティングのことを聞いてくださいと言ったので、みんなが『バッティング教えてください!』と言われて教えてあげました」と笑顔で答えた。
自身も経験したWBCを戦う2人についても「あまりプレッシャーをかけすぎず、やってほしいと思う」と語り、第1回、第2回のWBCでMVPを獲得し、2大会通算6試合で6勝0敗(防御率1.95)と驚異的な成績を残した先輩がエールを送った。