午後にケガ人が次々と訪れる救護室

 その後も救護室には次々とケガをした人たちが訪れます。茂木さんが予想していたように、一転、慌ただしい午後に。

 滑走中に友人とぶつかり、あごから出血した大学生。

 (茂木さん)「1回消毒はするわ。血は止まっている」
   (男性)「この辺、病院とかはないんですか?」
 (茂木さん)「山の中だからね。麓の病院まで40分かかる。最終的な診断をするわけじゃないけど、経験上、縫うことは回避できそう」

 幸い傷口は浅く、病院に行くほどでもなさそうです。

 (Qパトロール隊にみてもらってどうですか?)
 (男性)「やっぱり安心しました。近くに病院もないので、ここでみてもらえるのは大きいのかなと思います」

 (パトロール隊 茂木翔平さん)
 「来た傷病者の方をみて、いかに早くどうやって病院まで運ぶのか、ということを第一に考えて隊員全員が動いています」

 ケガ人の対応も落ち着きようやく午後1時前に昼休憩です。

 (茂木さん)「(弁当を)温め直しです」

 茂木さんがパトロール隊を志したのは小学5年の時。スキーで転倒して足を骨折した際にパトロール隊に助けてもらった経験からだそうです。