政府は5月に新型コロナウイルスについて、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を決めましたが、“リスクが高い”高齢者と向き合う介護の現場では、今も、感染に細心の注意を払い、仕事にあたっています。
こうした中で、全国的に介護事業者の倒産が相次いでいます。介護の現場で何が起きているのでしょうか。新型コロナウイルスと向き合う介護の現場について考えます。
介護の現場は、今…
新潟市中央区にある老人ホーム「サニーウイング関屋」です。現在、53人の高齢者が入居しています。1階にあるデイサービスでは音楽に合わせて手足を動かす運動をしていました。


【ウイング関屋 デイサービスセンター 佐藤慎也さん】「最近になって皆さん、やっと集まるようになって、にぎわいが出てきている」

ウイルス禍の初期には、密にならないように人数を制限していましたが、この日はおよそ30人でレクリエーションを行いました。

県内で初めて感染者が確認されてからもうすぐ3年。試行錯誤しながら介護の現場でも徐々に「ウィズ新型コロナウイルス」の形が定着してきました。


【サニーウインググループ 皆川敬 代表】「最近は、陽性者がやっぱりこれだけ広がっていると出るのも当たり前だし、出ても『そこからどう広げさせないか』っていうところに気をつけなきゃ行けないなって言う風に変わったかなと」

介護の現場でも、試行錯誤が続いていました。