「バーベキュー」といえば…
新潟県魚沼市の独特な食文化『「バーベキュー」といえば“モツ焼き”?!』
魚沼市では、豚の内臓「生ホルモン」が広く市民に親しまれていて、“シロ”と呼ばれるソウルフードになっています。
この食材が他所より広く愛されているその秘密を探りました。

【バーベキューといえば?何を焼く??】
長岡市では…「牛肉とか」「定番のお肉とか、とうもろこしあたりですかね」
魚沼市では…「ホルモン」「ほぼほぼモツを焼くのでは、この辺は。普通のお肉よりも、豚の内臓」
そもそも魚沼市民は、あまり“バーべキュー”とは呼ばないみたいです。
「バーベキュー?!」
「ウチの方はバーベキューってあまり言わないんだよね」
「“モツ焼き”とかさ…」
どうやら、魚沼市民にとって“バーベキュー”とは『モツ焼き』のことを指すようです。

しかもナマ好き…
新潟県魚沼市には、ボイルや冷凍ではない“「生」の豚ホルモン”を食べる文化がありました。県下に広く展開するスーパーマーケットチェーン店でも、この地域に限り「生」を扱っているそうです。
「ホルモン焼きは結構全国どこ行ってもあるが、生のホルモンはない」と言う魚沼市観光協会の三友泰彦会長(取材当時)は、「生ホルモンとボイルしたホルモンでは全く違う」と話します。
【魚沼市観光協会 三友泰彦会長(取材当時)】
「はっきり違うのは、色が違います。魚沼のホルモンは白い。圧倒的に柔らかさも違うし、それから臭みがまったくない」
生ホルモンは小出地域と堀之内地域を中心に親しまれていて、魚沼市内には生ホルモンを提供するお店が数店舗あります。

【焼き肉店にて…】
「生ホルモン、最高です」
「結構モツって苦手なんですけど、苦手な人でも食べれると思う」
「牛肉より絶対飽きない!ハラミを食べてシロ(生モツ)に戻る」
「ぬめりを落として、水でひたすら時間かけて洗って…。水は冷たいですけど、これが美味しくなる秘訣」
