野生への復帰を進める国の特別天然記念物トキについて、石川県は能登地域が放鳥候補地に選ばれたことを受け、餌場として整備するモデル地区を選定しました。
去年8月、能登地域がトキの放鳥候補地に決まり、県は能登の9つの市と町に1か所ずつ餌場となるモデル地区を選定しました。モデル地区となったのは、珠洲市三崎町粟津地区、輪島市町野町東地区、能登町九里川尻地区、穴水町甲地区、志賀町尊保地区、七尾市中島町釶打地区、中能登町春木地区、羽咋市南潟地区、宝達志水町吉野屋地区の9か所です。
モデル地区では今後、水田にいる生物が稲刈り後も生息できるよう、常に水を溜めておく「江」と呼ばれる溝や、ため池や水田を行き来するための「水田魚道」を整備し、県が整備費や管理費を全額助成します。また県は、農薬の5割以上の削減や、冬場でも水田に水を張る「冬期湛水」の環境整備についても、農家の状況に応じながら実施したいとしています。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









