■プロ野球・ヤクルト春季キャンプ(3日、沖縄・浦添)
キャンプ3日目は、左のエース・高橋奎二(25)が初日に続いて2度目のブルペンに入った。チームでは村上宗隆(23)、中村悠平(32)、山田哲人(30)と共にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンに選出されている高橋は、この日もWBC公式球を使用。
球が滑りやすいようなしぐさをみせた高橋は「強化試合から基本的にはWBCのボールを使っているんですけど、乾燥してたり、球によっては滑ったりするので今日も苦戦しました。大会でもあることなのでそこでいかに修正したり、ボールの良し悪しっていうのを早く見つけ、ブルペンとかですぐ分かるようにしてやっていくことが大切かな」と大会本番に向け、公式球への対応に言及した。
ブルペンでは高津臣吾監督(54)が見守る中、同じく侍ジャパンに選出された中村を座らせ、変化球も含め様々な球種を投げ込み「今日は真っすぐがあまり良くなかったので、真っすぐがダメだったときの対処法などを(中村と)話しながらやっていました」と話した。
WBCについて意気込みを聞かれると「すごい選手ばかり集まっているので、僕が任された回っていうのはしっかり抑えて、世界一に貢献できるように頑張りたい」と初めての大舞台に向け気を引き締めた。
さらに今年の目標として「個人としては2ケタ勝利、規定投球回数到達。そして奪三振王を目指していきたい」と語り、「(チームでも)中堅の方になり若手も多くなってきたので、自分が声を出していけたら」とプロ8年目を迎える左腕がリーグ3連覇に向けチームを牽引する。