■今後の捜索のポイントは「マンパワー」
国山ハセンキャスター:
不明者の家族が安否情報を待っている状態だと思います。今後の捜索のポイントを教えてください。
伊藤 元海上保安監:
当面の間24時間体制で、精力を集中しながら、マンパワーをかけて捜索をやることに尽きると思います。
■書類送検でも営業可能…制度上の問題点は?
星浩コメンテーター:
いくつか制度的な問題点も出てきていると思うんですね。1つは、船長の判断だけで荒れている海に出ていくのが果たして適切かどうか。そしてもう1つは、この船長は座礁事故で書類送検されているんですけれども、書類送検されている間に営業が制限されなくていいのかどうかというような問題というのも制度的には浮かんでくると思います。国交省は連休を前に全国で観光船の総点検をするということなんですが、本当に安全最優先で取り組んでもらいたいと思います。
■伊藤裕康氏(いとう・ひろやす)
海上保安庁で現場トップの海上保安監などを歴任。数々の海難救助を指揮してきた。根室保安部で巡視船の船長も経験。今回の現場海域を熟知している。

















