ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始されてから2か月が経ちました。いまだ攻撃が収まる気配がありません。ロシアによるミサイル攻撃では、生後3か月の乳児までが巻き添えに・・・。専門家は「5月9日」に注目すべきだと話します。その日付が意味するものは?ロシアの今後の動きは?専門家とともに解説します。

■生後8か月の乳児も犠牲に・・・ 侵攻開始から2か月、プーチン大統領の狙いは?

井上貴博キャスター:
軍事侵攻から2か月、プーチン大統領の動きとウクライナ国内の動きです。

4月24日、ロシア・モスクワでプーチン大統領はイースター(復活祭)の礼拝に参加しました。一方、ウクライナ・ドニプロでは、避難先のホテルで祈りを捧げる人々の姿がありました。

戦況を見ていきます。ロシア国境沿いに、ロシア軍が▼「制圧したとみられる地域」が南北に広がっています。クリミア半島まで、とにかく力を入れたいとするのがプーチン大統領です。

ウクライナのアゾフ連隊・副隊長
「おむつなどの物資が不足」
「敵はマリウポリの罪のない子どもたちの頭上に爆弾を落としている」


ロシア軍が攻撃を続けていると非難しました。マリウポリは、ロシア側が「制圧した」と主張している場所です。

4月23日、ウクライナ南部のオデーサでは、ミサイル攻撃で▼生後3か月のお子さんを含む8人が亡くなったと発表されました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「この赤ん坊が生後1か月の時に戦争が始まった。(そして生後3か月で殺された)一体何が起きているのか想像できますか?」

ホラン千秋キャスター:
ロシア軍が「制圧したとみられる地域」が東部から南部に続いていたのですが、プーチン大統領としては、どこまでが「必ず手に入れなければならないと思っている地域」に入るのでしょうか?

笹川平和財団 畔蒜泰助 主任研究員:
時間軸を考えてみる必要があると思うのですね。おそらく、プーチン大統領の理想は、ウクライナ東部、南部はやはりオデーサまでをコントロール支配下に置きたいと考えていると思います。ただし、5月9日という日付を考えたときにそこまでできるのか?というと、私は大きな疑問符を付けざるを得ないと思う。

ホランキャスター:
5月9日時点で、どういう状態であっても、ロシアとしては「行ったこと」「やりたかったこと」と自分たちで解釈するということでしょうか?

畔蒜 主任研究員:
どういう形で、5月9日のいわゆる“戦勝記念日”を祝うのかということについては、実際見てみないとわからないわけですけども。ただし、何らかの理屈をつけて「勝利をした」というのだと思います。しかし、そこで戦闘は終わらないんじゃないかなと。