炭鉱の町からワインの町へ
佐賀県のほぼ中央に位置する大町町に髙平さんの畑がある。

南向きの斜面には約60アールの段々畑があり、白ブドウのシャルドネや黒ブドウのメルローなど、6品種、約350本が植えられていている。

髙平さん
「日当たりも水はけも良く、ワインのブドウを栽培するのに最適な場所だった」
かつては炭鉱の町として栄え、最盛期の昭和16年には人口が2万4000人を超えたが、現在は6000人未満にまで減少している。
町を訪れて関心を持ってもらい、関係人口や移住者を増やすことが課題となっていた町では、新たな特産品を生み出すための事業が模索されていた。
2021年、町の中山間地を活用した事業に髙平さんが提案した「農業ワイナリー事業」が採択されたことから、大町町でのワイン造りのチャレンジが始まった。

髙平さん
「かつて働いていたイタリアワインメインの店でワイン造りに興味を持った。夢のまた夢だったが、いつか独立してブドウづくりから始めたいという気持ちがわいてきた」














