大雪のためJR京都線などで列車が長時間立ち往生し、乗客が閉じ込められた問題で、JR西日本の社長が謝罪しました。

JR西日本 長谷川一明社長
「重大な運行トラブルを発生させました。お客様並びに皆様方に心よりお詫びを申し上げます。また、長時間にわたる駅間の停車などによりまして、駅や車内でお待ちいただきましたこと、厳しい状況を、状態を長時間にわたりお客様に強いましたことを重ねてお詫びを申し上げます」

JR西日本の長谷川社長はきょう、記者会見で謝罪した上で、大雪などの影響で15本の列車が立ち往生した原因について、積雪量が想定を上回り、必要な措置を早期に取れていなかったことなどをあげました。

また、計画運休しなかった理由についても雪の降る量の見込みに誤りがあったとしました。

今後、計画運休を実施する判断として、気象データの見方や降雪時に運行する場合、最終的に想定されることを見通す能力について検証する必要があるとしました。

乗客を列車から降ろす判断が遅れたことについては、夜間、雪道を歩くリスクがある中、判断が難しかったものの、結果的には早期復旧ができず、乗客に苦痛を与えてしまったと話しました。

JR西日本はきのう、国交省から再発防止策を講じるよう指導を受け、乗客の救助などに関する情報伝達の在り方などを検証し、報告するよう求められています。