「一番理想は多目的トイレ」—当事者が毎回、選択を迫られる現実

それでも、男性トイレを使うことにストレスがないわけではありません。

「男性のトイレを使っても、正直いろんなストレスが発生している。だから、多目的トイレがあれば迷わずそちらを使う」

化粧をしていないときでさえ、その習慣が身についているといいます。

「多目的トイレがあったら入ろう、というふうにしてるときが自分であるなと、今質問されて思いました」

トイレという、誰にとっても日常的な場所。でも当事者にとっては、そこに踏み込むたびに「どこを使うか」を考え、選択し、周囲の視線に対処しなければならない場所でもあります。