ペットへの感染は?鳥インフルエンザの注意点

これ以外と報道されていないんです。
鳥を飼っている方や犬猫などを飼ってる方いるわけですよ。
鳥インフルエンザに注意をする必要があるのかないのか。
このあたりのところも、迫田教授にお話を聞きました。
北海道大学大学院 ウイルス学専門・迫田義博 教授「鳥を飼っているすべての人は注意が必要。飼育形態だと思う。小鳥を外で放し飼いする人はいないと思うが、自宅でニワトリを飼っていたり外界と近い人はいると思う。そういう人は自宅の鳥たちにも鳥インフルがそばまで来ている可能性があるとの注意は必要」

さらに犬などを飼っている場合も。

北海道大学大学院 ウイルス学専門・迫田義博 教授「ワンちゃんの散歩をしていて(感染した)鳥をガブっとということになるとワンちゃんの散歩に行く時に死んだ鳥を見つけても『向こうに行くな』という対策は必要」
つまりこういうことです。
ペットの鳥も当然感染しますということですね。どうすればいいのか。
外との距離を意識した飼育をしてください。大切なペットの小鳥がいる場合は絶対に外に出さないでくださいっていうことですね。それが安全だということです。

さらに犬などの散歩のときも注意してください。
散歩してると見えない茂みの中に死がいがあるかもしれません。
そういった鳥の死がいを犬が遊び半分でガブッと噛み付いちゃう。そういうことがあるとすると感染のリスクがある。あるいは感染の媒介をしてしまう可能性があるということなんですね。
当然猫にも注意が必要です。猫は特に自由ですから、日中どこに行っているかわからない猫もいっぱいいますから、これ飼ってる方は非常に注意が必要だということでした。
飼い主はリスクが周囲にあることを考えて
今回のまとめです。

ペットを飼っている場合には、リスクが周囲にあることを考えて感染対策をしてください。それが安全ですよってことですね。
さらに、鳥の死がいを見つけた場合には決して触らずに自治体に連絡して処理をしてもらってください。
もうひとつ迫田教授が強調していたのはこちらです。
市場に出ている卵や鶏肉は安全が確認されている

市場に出ている卵や鶏肉は安全が確認されているそうです。日本の防疫措置というのは非常に高いレベルだそうで。そういう意味で言うと、もちろん数はちょっと少なくなってはいるんです。鳥インフルエンザのせいで。そのせいで少なくなってはいるんですが、市場に出ているものは安全だということなので、安心して食べてくださいということでした。
ぜひ皆さんもこういったことを気にしながら、1人1人が防疫措置、その手伝いをするようにすれば、鳥インフルの対策になると思います。