次々と一家心中…そして終戦
ジャングルでの生活は想像を絶するものでした。
衣山さん「1か月くらい経ったでしょうか、もう食べるものが何もなくなっちゃって。ツタを引っ張ると上の方に葉っぱがある。その葉っぱを煮て食べたりした。下痢が止まらなくて、ついに出血するようになった。トイレに行って戻って寝ていると、30分くらいで大腸に血がたまって、我慢できなくてトイレに行くとバーと血が出る。もう命はないなと正直思いましたね」
ジャングルに逃げた日本人の中には、過酷な生活で、「生きる希望」が失われた人も多くいました。
衣山さん「みんな一家心中するんですね、お父さんが亡くなったとか病気で動けなくなったとかいうと。それが決まって朝なんですよ。これはなんなんでしょうね。時計なんてないから分からないですけれど、明るくなってきたころ、ドーンとそれがこだまして。ずーっと広がっていくんですね」
壮絶なジャングルでの生活はおよそ5か月続きました。衣山さんたちがようやくジャングルを出た時には、すでに戦争は終わっていました。

衣山さん「この戦争で人生を狂わされた人が全員だと思う。日本全国、狂わされなかった人はいないと思うんです」














