卵だけじゃない!“すべての食品”で『早めの摂取』が予防のカギ?
この「早め早めの摂取が予防につながる」という傾向は、卵だけでなく、牛乳や小麦、そしてピーナッツやナッツ類など、すべての食物に共通しています。

アメリカでは2000年代、赤ちゃんにピーナッツを食べさせない方針を国レベルで打ち出した結果、2008年までにピーナッツアレルギーの患者が2倍に急増するという手痛い失敗を経験しました。その後、2015年の研究で「生後11か月までにピーナッツを食べているとアレルギーになりにくい」ことが実証され、現在の早期摂取の推奨へとつながっています。
ただし、ナッツ類を早期に与える際には、アレルギーとは別の命に関わる重大な注意点「誤嚥(ごえん)リスク」があります。岡本医師は、まだ上手に咀嚼(そしゃく)ができない赤ちゃんにとって、固形のナッツ類は気道に入りやすく非常に危険だとして、「必ずペースト状にすりつぶしたり、小さく細かくクラッシュするなど、誤嚥には気をつけるべき」と呼びかけました。

岡本医師によると、エビやカニについても同様の考え方でよいとのこと。シラスを食べさせようとしたところ、パックのなかに小さなカニが入っていて、「このままあげてアレルギーが出たら…」と不安になった経験があるという人もいるかもしれませんが、「避けなくてもいい」とのこと。ただ、エビは弾力があり、噛みにくいため、誤嚥や消化不良のリスクがあります。ナッツなどと同様にすりつぶすなどの工夫が必要だということです。
離乳食では、アレルギーを引き起こしやすい食材であっても、怖がらずに早めにあげたほうが結果的にアレルギー予防につながるといえそうです。














