「VIVANT」制作側の懸念とは…
一方、「VIVANT」の制作側としては、生成AIの導入についてどう考えたのだろうか。「VIVANT」第2シーズンの監督陣(3人)のひとりで、最初にAI活用の提案を持ちかけられた宮崎陽平監督はこう明かす。
「ちょうどその頃、福澤克雄監督(原作・脚本・プロデュース)から『生成AIをドラマ内で使用できないか』と相談されていました。それから、飯田和孝プロデューサーやイノベーション推進部の宮崎部長にも連絡して、活用方法の模索が始まりました」
しかし、導入を決める前には、やはり制作者サイドなりの懸念もあったという。
「オンエアに耐えうるクオリティの映像ができるのかが第一の懸念でした。ただ、もう一点、それより重視したのは、AI使用作品に対する世間の風当たりの強さです。私自身もまだ向き合い方を考え切れていませんが、演出の方向性を確実にするための活用法を模索する上で、『VIVANT』という作品で導入が決まった以上、徹底的に試すチャンスだと捉えています」
そして、実際に生成AIを利用し、「VIVANT」の1シーンとして仕上がってきた映像を見た感想は、「コストパフォーマンスも含めやってよかった」と納得しているという。














