3年ぶりに帰ってきた日曜劇場「VIVANT」。今回の第2シーズンでは、ところどころに生成AIを利用してつくられたシーンが登場する。生成AIの本格利用はTBSドラマとしては初となる。どういう経緯で導入され、そして実際にドラマ中のどんなシーンに用いたのか、関係者を取材した。
TBSドラマ史上初のシーン
2023年夏に放送され、モンゴルでの長期間ロケなど、その圧倒的なスケール感で話題となったTBSテレビの日曜劇場「VIVANT」。その第2シーズンの放送が7月26日にスタートした。
26日の放送(第11話=第2シーズン第1話)は、実はTBSテレビにとって“歴史的な日”と言える。というのも「TBSドラマ」において、生成AIが特殊加工のために本格利用されてできた映像が史上初めてオンエアされた日だからだ。
まずは早速、本格利用第一号となった“生成AIシーン”を紹介しよう。
ドラマ開始から4分40秒過ぎ。愛知県の「半田総合病院」屋上の機械室が爆発したとされる以下のシーンがそれだ。わずか数秒のカットだが、カメラが移動して視点が動きつつある中でも“違和感のない爆発”に見える。
さらに、開始から17分15秒過ぎ。防衛省近くの地下にあるとされる「AIハヤト」が何者かに連れ去られた別班のメンバーについて説明する際に、壁一面のディスプレーの中央部分に、「旭川共済病院」の監視カメラ映像として映し出した「ボイラー室爆発」の映像(以下の写真)も生成AIを利用して作られたものだ。こちらも“自然な燃え方”にしか見えず、精緻な出来栄えだ。
第11話ではこの2か所の他、「別班特別準備室のニュース映像の一部」や「ブルーウォーカー・太田梨歩の部屋のPCデスクトップ画面」などでも生成AIが使用されている。














