全国一のそば部を目指して

長野吉田高校戸隠分校のそば打ちは、授業の一環だったが、12年前に部活になった。全国大会で上位入賞を重ねる強豪で、前回は優勝を果たした。

そば部部長 長田桃子さん
「毎日練習しています。周りがうまいので、自分も負けたくないなという感じで」

そば打ちの工程は3つ。

出来の7割から8割を決めるといわれる「水回し」。

続く「のし」で生地を均一にのばす。

複数の棒で四角に広げる「江戸流」とは違い、一本で丸く広げるのが「戸隠流」だ。

最後は「切り」。全国大会に出られるのは、部員8人のうち6人。3人1組の団体戦で実力順にAチームとBチームに分けられる。

そば部顧問 丸山淳一先生
「水回しはだいぶ良くなっている。菊練りはちょっとイマイチ。あとは、こねの時に体の前後、もうちょっと使った方が良い」

そば部の活動の一方、場面かん黙の智洋さんが取り組んだのが「話す練習」だ。不安を徐々に和らげていく方法で、誰と、どこで、どんな話をしたか、その時に感じた不安のレベルを最大「5」で記入する。

例えば、丸山先生とそば部などについて話した日、不安レベルは「4.0」だが、次の日は「3.7」に、2日後は「3.3」と下がっていく。

高校では、そば部の仲間とは、会話ができるようになった。

大会まで1か月。

そば部 田中くるみさん
「本当にドキドキしています。怖いです」

メンバーが発表される日だ。全員がAチーム入りを目指し、練習を重ねてきた。

前回は補欠だった智洋さんも、思いは同じだ。

そば部顧問 丸山淳一先生
「発表します。Aチーム、由奈、桃子、くるみ」

「Bチーム、萌、とも(智洋)、錦」

智洋さんはBチーム入りについて

伊藤智洋さん(スマートフォンのメモで)
「正直言って、Aチームに入りたい気持ちが強く、というよりそのための練習を今までしてきたので、今悔しさが込み上げてきています」