かつて世界をリードした日本のヒューマノイド なぜ日本は開発が遅れたのか
約15年前、早稲田大学の研究室で表情豊かにアニメのキャラクターのモノマネを披露するロボットが生まれました。

さらに、「肺」で空気を送り込み、柔らかい唇や舌を動かして人間のようにサックスを演奏するロボットも生まれました。
ヒューマノイド研究の草分け的な存在である、早稲田大学の高西淳夫研究室では、様々な研究を続けてきました。

早稲田大学 高西淳夫教授
「人型のロボットを作ることで、人そのものをロボット工学的な視点から解明しようと」
約半世紀前、世界で初めての一歩がここ「早稲田大学ヒューマノイド研究所」で踏み出されました。そして2005年、30年の時を経てまるで人間のような滑らかな動きになりました。
それなのに、なぜ日本はヒューマノイドの開発で遅れをとったのでしょうか。

早稲田大学 高西淳夫教授
「(転機の)ひとつはAIが数年前から出てきたこと」
「(日本は)一歩二歩足りなくて、実用には至らなかったという歴史があったのではないか」
技術はあったものの、本格的な実用化に結び付けられなかった日本。その間に世界の状況が一変しました。
巨額を投じ、AI開発に積極的に乗り出したアメリカや中国。そのAI技術を搭載したことで、飛躍的にヒューマノイドの進化につながったのです。

人の代わりとなって動くヒューマノイドは成長産業です。大手調査会社の予測では、今後約10年で9倍以上の巨大市場に膨れ上がるとされます。
かつて世界をリードした日本。その復権をかけた挑戦が始まっています。














