自維に変わって…「政党政治が個人単位で動くように」

5月にはスパイ防止法も視野に「国家情報会議」を創設する法律が成立。その一方で、維新側は、連立を組んだ自民党に配慮。

以前、維新は「企業・団体献金を禁止する法案」を野党共同で提出していました。ところが、連立を組むや、維新は他の野党と共同で提出していた法案を取り下げます。

日本維新の会 吉村代表(去年10月)
「企業団体献金の禁止はもう我々もやっているし、ただ自民党としてどこまでできるのかっていうのもあるから。ただそれ一つじゃないので僕は一番、政治改革のセンターピンは議員定数の削減だと思う」

片や、「改革のセンターピン」としてこだわったのが、「議員定数削減」と「副首都法案」でした。ところが、2月の衆院選で、自民党が圧勝すると、次第に連立は、高市一強となった自民主導の色が強まります。

結局、今国会で高市政権は、議員定数削減法案は先送りすることに。一方、高市総理肝いりの皇室典範改正を優先する形で成立させたのです。こうした維新との連立の問題点について、牧原教授は...

東京大学先端研 牧原出教授
「維新と高市さん、いわばツートップでアクセルを踏んで突進していく。日本の政党政治が組織単位でなくて、個人単位で動くようになってきた。ただ、維新と連立を組んだことによって、自民党の中で保守派でない人たちの声が可視化されなくなっている。リベラルな人の声が表だって出にくくなっている」

党内の多様な声に耳を傾けた丁寧な議論の必要性を指摘します。自民と維新の連立は、今後、日本をどんな方向に導くのでしょうか。