事件きっかけに発足した警察など『大麻まん阻止チーム』が補導活動

『大麻まん延阻止チーム』の補導活動の様子
 発足したチームの役割は、少年らへの大麻まん延を阻止することだ。取材した去年12月、「大麻部屋」があった地域の周辺で補導活動が行われていた。

【捜査員らと中学生らとのやり取り】
(捜査員)「こんばんは。ようけおるなー。みんな中学生グループ?みんな何してるの?」
(中学生)「遊んでる」
(捜査員)「まだ帰らなくていいの?」
(中学生)「いま来たとこ」
『大麻まん延阻止チーム』の補導活動の様子

 時間は午後6時半すぎ。この時間に中学生らが集まり出していた。

(捜査員)「聞いたことあると思うけど、大麻知ってるやんな?」
(中学生)「ニュースで見た。俺はそんな悪いことせん」
(捜査員)「ネットとかの情報とか鵜呑みにしたらあかんで。大丈夫とか言うてる人もいるけど、絶対違うから。その辺ちゃんと理解している?」
(中学生)「はい」
中学3年の女子生徒のかばんからタバコが見つかった

 不審に思った場合は所持品などを確認することも。現場にいた中学3年の女子生徒のかばんを確認すると…。

(捜査員)
「タバコですか?タバコ持ってる。タバコはあかんで、中3やし」
集まっていた中学生グループに帰宅指示をする捜査員

(捜査員)
「そしたら中学生グループは解散してください。それぞれお家帰ってご飯食べて」

タバコを所持していた女子生徒は補導され、親から事情を聞くなどした。
大阪府警少年課 吉井一課長補佐

 (大阪府警少年課 吉井一課長補佐)
「1人喫煙で補導した。あとの子については特に違反行為がなかったので、帰宅指示ということで帰らせております。大麻、子どもたちの間でまん延していると言わざるを得ない状況が続いているので」