大阪府内では去年、大麻取締法違反で130人以上の少年が摘発され、摘発された少年の人数が過去最多となった。警察も摘発を強化する中、SNS上では密売人らが暗躍している。さらに大麻所持などで摘発された少年らが語った『後悔』とは…。その実態を取材した。
『大麻部屋』で密売目的で所持していた少年グループを摘発
大阪府警など8機関で「少年らへの大麻まん延を阻止」するチームを発足
去年11月、大阪府警の捜査員らが、教育委員会など8つの機関と共にあるチームを発足させた。
(大阪府警少年課 吉井一課長補佐 去年11月)
「複数の中学生が『実際に大麻を吸引した』『吸引現場に居合わせた』と供述していることがわかり、早急にこの環境を何とかしなければいけない」
手元には「大麻対策」と書かれたファイルが置かれていた。
少年グループらが出入りしていた『大麻部屋』と呼ばれたマンション一室
去年9月、大阪府内の集合住宅の一室で大麻を密売目的で所持していたとして、少年グループが摘発された。密売の拠点としていた部屋は「大麻部屋」と呼ばれ、少年20人ほどが出入りしていたとみられている。大麻が若年層に広がっているおそれがある。