ろりぽっぷ学園は不登校特例校に移行「自分の背中を押してくれる卒業証書を渡したい」
学校法人ろりぽっぷ学園 加茂光孝学園長:
「大人たちが『これはこういう学びになったな』『こういう気付きがこどもたちにあったな』と成長の過程のひとつとして拾ってあげられると良い」

子どもたちはお互いにコミュニケーションを取りながら、様々な活動に励みます。この日は火起こしです。
子どもたち:
「やべ、火消えたかも!」「生きてる生きてる、勢いよく仰いで!」
ろりぽっぷスクール 久松史奈教諭:
「ここに出来るだけ細い木を置いていく」

小学4年生 三品琉花さん:
Q.どういう風にやるって習った?
「三角になるべく空気が入るように。あと燃えやすい物を下に燃えにくい物を上にって習った」

このフリースクールは今年4月、小学校の不登校特例校に移行することになりました。50人の定員で、すでに募集を開始しています。
学校法人ろりぽっぷ学園 加茂光孝学園長:
「公立の小学校で30日以上欠席していたり、不登校の傾向があるというお子さんが、校長先生から了承を得てこちらに転校するという形になる」
フリースクールの場合、通っている子どもたちの在籍校は、元々通っていた学校のままです。一方、不登校特例校は、学校教育法に定められた「学校」のため転校して在籍し、卒業することが可能です。そして、不登校支援のカリキュラムが充実していることも特徴です

学校法人ろりぽっぷ学園 加茂光孝学園長:
「いろんな思い出があって、自分の背中を押してくれる卒業証書を私たちは渡したいので、今のフリースクールという形じゃなくて、学校ということにこだわって学校にしました」

加茂さんが特例校の開校に動いたのは、県内の不登校やいじめの多さが理由です。