今年4月、不登校児が通うフリースクールが不登校特例校に移行し、仙台市で初めて開校します。悩みを持つ子どもの新たな学びの場を作るべく、準備が進められています。
不登校になった子どもたちの学校に代わる「居場所」
サッカーに熱中する子どもたち。一方ステージでは…。ピアノを練習中です。。教室で黙々と彫刻に取り組む子もいます。これは休み時間ではなく、授業中の風景です。
小学3年生の児童:
「こっちの学校の方がすごく楽しい」
小学2年生の児童:
「この学校は前の学校と違って、色んなところで自由に動けたりする」
中学一年生の生徒:
「色んな子と仲良くさせてもらって、みんな友達!みたいな」
2015年に閉校となった仙台市太白区の旧坪沼小学校は、去年9月から市内の学校法人「ろりぽっぷ学園」が運営するフリースクールとして使用されています。

通っているのは、いじめや集団教育でのつまづきなどを理由に不登校になった子どもたちで、小中学生あわせておよそ30人の元の学校に代わる居場所となっています。

子どもたちの母親:
「ここに来て、すごくのびのびと色んな事を体験させてもらえているので、とても充実している」
「すごく笑顔が増えてきたので、家庭内も明るさが戻った」
学園長を務める加茂光孝さんです。このフリースクールでは、子どもたちの意欲を尊重し、どんなことからでも学びを得られるように工夫しています。