「よほど疲れたのでしょう。何度呼びかけても目を開けてくれず…」

2024年11月、東京都内で開かれた過労死防止を考えるシンポジウムに、1人の女性が登壇した。
上田直美さん
「ゴールデンウイーク後に富山に帰ってきた息子は、大学生の時のままの寝顔でした。よほど疲れたのでしょう。何度呼びかけても目を開けてくれず、眠ったままでした」
「会社には、従業員1人1人、大事な家族がいることを決して忘れないでほしい。元気だった息子を返して下さい。それが叶わないのであれば、原因や問題点を考え、改善案を作成し、二度と犠牲者を出さない決意を社会に発信してほしい。それが社会的責任ではないでしょうか」
「過労死がない未来、息子の命が生かされるよう、海外での働き方に関心を寄せて頂ければ幸いです」

上田直美さん。最愛の息子・優貴さんは2021年、赴任先のタイで、過労を苦に自ら命を絶った。27歳の若さだった。

















