まもなく夏休みが始まります。子どもにとって楽しみな時間である一方、去年自殺した小中高生は538人のうち、9月だけで全体の1割にのぼるなど、長期休暇明けに子どもの自殺が増える傾向が改めて浮き彫りになっています。この問題は「9月1日問題」とも呼ばれ、精神科医は「夏休みに入る前からの備えが大切だ」と話します。

厚生労働省と警察庁がことし3月に公表した統計によりますと、2025年の1年間に自殺した小中高生は538人で、統計のある1980年以降で最も多くなりました。

内訳は小学生が10人、中学生が172人、高校生が356人です。

自殺者数は全体では1万9188人と、前年より1132人減少しましたが、子どもだけが増え続け、過去最多を更新した形です。

月別では2学期が始まる9月が62人と最も多く、長期休暇が明ける時期に子どもの自殺が増える傾向は「9月1日問題」とも呼ばれています。