彦いち×10人の装丁家 ギャラリーでの出会いから生まれた「10パターンの表紙」

そもそも、この異色のコラボレーションはどのようにして生まれたのか。

折原氏によれば、ギャラリー装丁夜話では、以前から、デザイナー仲間が集まって同じ本に対して、それぞれが自由にカバーをデザインする「装丁展」を継続的に開催してきたという。その会場へ彦いちさんが来場したことがきっかけだった。

展示を見た彦いちさんが「自分が本を作るなら、こんなふうにいろんな装丁になれば面白い」と企画の面白さに共鳴。

その言葉をきっかけに、彦いちさんの創作落語10席を収めた本を作り、10人のデザイナーがそれぞれの表題作のカバーを担当するという今回の企画が決まった。

彦いちさんと装丁家たちの顔合わせ会(折原カズヒロさん提供)