そして愛媛で3年目を迎えた2025年シーズン、山田はついに覚醒する。
最速151キロのストレートと、多彩な変化球を織り交ぜ、積み上げた三振数は
リーグ1位の「126」。
晴れて「奪三振王」に輝くと、勝ち星もリーグ2位の「9勝」をマーク。
大車輪の活躍でチームを「後期優勝」に導くと、「前期優勝」徳島とのチャンピオンシップでも山田は第2戦に先発し、チームの2連勝に貢献。
「年間総合優勝2連覇」は山田にとっても大きな自信となった。

そして集大成は、栃木県で行われた「日本独立リーググランドチャンピオンシップ」。
全国6つの独立リーグのチャンピオンチームなどが集う中、愛媛MPは準決勝で、日本一2度の強豪、熊本サラマンダーズを破ると、決勝では、地元開催枠から快進撃を遂げていた栃木に8対2で快勝。
先発山田は見事完投で、チームを10年ぶり2度目の「独立リーグ日本一」に導き、晴れて胴上げ投手となった。

「シンプルに嬉しいです。今までずっと徳島とかとずっとやってきて、『徳島ほど強いチームはおらん』と思いながら投げていたので気持ちの余裕もありました」。
山田は終始、頬を緩ませながらカメラの前に立ち続けた。