「おおっ」
思わず声をあげてしまった。
手のひらの上のスマホ画面には確かに、奪三振数「14」と表示されている。
7回までのアウト21個のうちの3分の2。
去年の「リーグ奪三振王」は今年も健在だ。
創設22年目を迎えた愛媛マンダリンパイレーツは、3月28日、敵地の徳島県むつみスタジアムで今シーズンの前期開幕戦に臨んでいた。
相手は徳島インディゴソックス。
3年連続でリーグ王者を争っている”ライバル中のライバル”だ。
その重要な一戦に、愛媛MP弓岡敬二郎監督が「開幕投手」に指名したのは、高卒4年目の22歳、「山田空暉」(やまだ・てんき)。
自他ともに認めるチームの「エース」だ。

「もともと緊張するタイプではないので、やることをやればちゃんと抑えて勝てるのではないかなと思ってきょうはマウンドに上がりました」と山田は試合後のインタビューで語った。














